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☆〜失恋の病を治したい人へ written by Angel〜☆

私は、今まで3人の人と付き合ってきた。
1人目の人との別れは、自然消滅というものだった。
それは、私達がまだ幼すぎて、ちゃんとした付き合いができなかったからだと思う。
2人目の人は、仲のいい友達だった。
でも私が、きっと恋愛感情の"スキ"と友達の"すき"を、
はきちがえてしまったのかもしれない。
片方づつ、ちがう靴を履いてしまうように…。
3人目の人は、ホントにスキだった。
最初は、「いい人だし」くらいの気持ちだった。
でも私は彼のことを、彼が私を思っている以上にスキになってしまったの。
付き合っていても、毎日不安ばかりだった。ただ、一緒にいると…幸せだった。
ずっと一緒にいたいと思った。ずっと手をつないでいたいと思った。帰りたくなかった…。
私にとって、初めてのちゃんとした恋愛だった。
今までで1番の"スキ"だった。−でも、彼の心はもう私のところにはないの。

ムリに、嫌いになろうとしてた。でもそれは、病が悪化することに気づいたの。
彼と一緒にいた日々、後悔しなくていいって思う。
その恋のおかげで私もあなたも、もっときれいになったし、大人になった。
だから彼のことを恨んだりしないで。
くやしかったら、もっときれいになって、見返してやろうよ。
そして信頼できる人の前で、自分の全部をさらけ出して、たくさん涙をながして。
すべてを受け止めてくれる人が、この世界に必ずいるから…。
失恋の病を治したい人へ、ムリに忘れようとしなくていいの。
いつか、自然にちがう人を見つめるようになるまで、その人を想っていて。
きっと、その恋がすばらしい恋だったって、思える日がくるから…。

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