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愛されるより愛したい written by 葉月いつか

「愛するということ」その答えは決して1つじゃないと思う。 
"愛"は頭で考えるものではなく、心で感じるものだから。 
人それぞれの思いがあって当然だと、アタシは思うのだ。 

人は愛されたいから愛するわけではないとアタシは思う。 
愛は自然と生まれるもので、見返りを期待して行動するものではないと思うからだ。
と言うよりも、そうであって欲しいと願っている。
愛するからには愛されたいかもしれない。
だけれども、愛されたいがために誰かを愛するなんて、何所か寂しいような気がしないだろうか。
少なくともアタシは、そう思う。

人は愛されていなければ、生きていけないかもしれない。
良く「人は1人では生きていけない」と言うけど、だから人を愛するわけではないと思う。
人は誰かを愛してしまうから、だからこそ1人では生きていけないのだろう。
誰かを求めているから愛するのではない、愛するから誰かを求めてしまうのだ。 

どっちが先でもあまり変わらないような気もするけれど。 
いまいち何を言いたいのかわからないだろうけど。
アタシはこう思う、人は誰かを愛しているからこそ、生きていたいと思う、と。 
だから、人は1人では生きていけないのだ。
そこには愛する対象が必要だから。 

アタシにも愛する人はたくさんいる。
友だち、妹たち、両親、それから彼。 
もちろんアタシは、彼らからも愛されたいと願っている。 
でもそれ以上に、彼らを愛していることに幸せを覚える。 
彼らのためにも、生きていたいと思える。 

「愛されるよりも愛したい」 

そういう恋愛こそがアタシの理想であって、現に今そういう恋愛をしている。 
アタシには何よりも、そのことが幸せに思えるのだ。

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