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遠距離恋愛が終わるとき

遠距離恋愛をしてる人って読者さんの中にも結構いると思います。
遠距離恋愛が遠距離ではなくなって終わることって
一番皆が望んでいることだと思いますが、そうじゃない終わり方もありますよね。
気づいていないだけで自分の中で恋愛は終わっていることだってあるんです。

遠距離恋愛をしていると初めの頃は会いたくてどうしようもなくなったりしますよね。
せつない夜を過ごしたりこういう境遇であることを恨んでみたりと
胸が苦しくなるような日々が沢山あると思います。

しばらくするとその状況が自分の中で当たり前になりますよね。
これはごく自然なことです。ただ、いないのが当たり前に思っているうちは
いいんですが、相手がいないことが普通になってしまうと
いつか遠距離ではなくなった時にうまくいかなくなる可能性もあるんですよ。

私が前に遠距離恋愛をしていたとき、最初はいつも一緒にいた人だけに
とてもつらかったです。でもだんだんそれが当たり前になって
私の場合は当たり前を通り越して相手がいない生活しか
考えられなくなっていました。
たまに相手が私のところに遊びにきたりするとそれなりに楽しいのですが、
近くにいて付き合っていた頃とは2人の間の空気がガラリと変わっていました。

ある時彼が「そっちに帰ろうかな」と言い出しました。
1年前の私なら確実に喜んだハズです。でも私は喜べませんでした。
というよりも「この生活を壊されたくない」という思いが先に立ったのには
自分でもびっくりした出来事でした。
もちろん彼のことは嫌いではなかったけど、
一緒にいたいという気持ちはどこかにいってしまったんですね。

私は彼のいない生活に慣れるために友達と交流を深めたり、
趣味や仕事に打ちこんだりしていました。
初めは彼のいない寂しさを埋めるためだけにやっていたそれらのことが
いつのまにか自分にとってなくてはならないものになっていました。

彼がいるとその生活は続けられなくなるような気がしたんです。
そして彼と過ごす時間は私には必要のないものだということにも気づいたのです。

私が自分で気づかないだけで彼との遠距離恋愛も恋愛も
私のなかではとっくに終わっていたことだったんです。
相手が近くにいないので何ヶ月も気づかないままだったんですね。

もちろん、全ての人に当てはまるわけではないと思うし、
最初から遠距離の人もいるでしょう。
ただ、こういうケースもあるということです。

今遠距離恋愛している人は
もしも明日彼が自分の近くに帰ってくるとしたら嬉しいですか?

「嬉しい♪」という人がほとんどだと思います。
それが一番いいことです。

でももし「ちょっと考えちゃうなぁ」という人がいたら、
1度2人のことを考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。
私はもっと早くに気づいていれば彼のことをあまり
傷つけずにすんだのではないかと思ってしまいます。

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