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子供のころ

幼稚園の頃、恋とはちょっと違うけれど始めて男の子のことを好きだと思いました。
そしてその気持ちも年齢を重ねていくごとにちょっとずつ変化していったのですが、
小学6年生の頃の私にはとても不思議なことがありました。

それはみんながどうやって付き合ったりするのか?ということです。

その頃の私は1学年下の男の子のことが好きだったけど、誰にも言えずにいました。
それは年下だから。という単純な理由だったんだけども、
普通に同い年の子を好きな時でも友達にそれを言うのはかなりの抵抗がありました。

まず付き合うためには自分が好きだということを言わなくちゃいけないなぁ。
ということはわかってました。
でもそれは私にはできないと思うし、好きな人とドラマの中のようにキスしたりとか
そんなのは大人になってもきっと一生できないだろうと思っていました。

その当時の好きな子とは友達という関係だったので遊んだりしゃべったりは
普通にしていましたが、好きって伝えたいとは時々思ったりしてみても、
本当に言おうと思ったことはありませんでした。

だから私は大人の人は自分の好きっていう気持ちを
伝えるなんてすごいなぁ。と思っていました。

そんな中私の幼馴染のゆっちゃん(仮名)が好きな男の子に告白しました。
私にとってその話は衝撃的でした。
同い年のゆっちゃんができるのに私にできないなんて、
もしかして私には本当に一生無理なのかも。と真剣に悩みました。

ゆっちゃんはふられてしまったけど、
「この緊張感がたまんないんだよねぇ」
とかなり気分がいい様子だったのが印象的でした。

私は人前に出たり、目立つのが好きな子供だったけど、
恋というものに関してはとても奥手な方だったと思います。

そんな風に悩んでいた私も1年ほどたった中学1年の頃告白する時がやってきました。
それは自分でいいたくなって言ったのではなく、同じクラスの男の子のことが
好きだということを同じクラスの友達に言ったときに、
「一生私には言えない」と悩みを打ち明けたら、
「それはやればできる」的な話になってなかば強制的にラブレターを書いたのです。
そのラブレターを渡すのも友達という最悪な告白方法でした。

でもこのララブレター事件をきっかけに私の告白恐怖症(?)は治りました。
1度してしまうと次からは大丈夫なことって結構ありますよね。
私にとっては告白もそのうちの一つでした。

でも今でも緊張感は変わりません。
好きな人にスキっていうときはかなり緊張します。
それは一番最初のラブレターを出したときと同じ気持ちです。

今ならなんとなくゆっちゃんの言っていた
「この緊張感がたまらないんだよねぇ」
の意味がわかる気がします。
同時に子供の頃のそんな悩みも今なら笑える気がします。

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