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好きだけじゃダメなんだ
最近ドリカムが歌っている歌で「好きだけじゃダメなんだ」っていう歌があります。
最初聞いた時には何も思わずにただ聞いていたけどある時ふとすごく納得しました。
好きという気持ち、確かに大切な気持ちです。付き合っていく上でとても大切です。
けれど好きな気持ちだけじゃ苦しいんですよね。
お互いに信頼関係がきちんとできて初めて「付き合う」ということが成り立つ気がします。

好きな気持ちが大きすぎると自分の視界に相手がいないとき、
どうしても不安になったり疑ってしまったりします。
私自身もそういうことは沢山ありました。
確かめずにはいられなくなったりして電話をかけてしまったり、
時には疑って家まで見に行ったりしたことも昔はよくありました。

確かに自分の知らない相手の時間って気になります。
もしかしたら自分じゃない異性と会っているのではないか?
嘘をついて浮気してるんじゃないか?
疑おうと思えばとめどなく悪い考えは浮かんできますよね。
自分の方が好きな気持ちが大きかったらなおさらそんな風になるかもしれません。

けれど自分が反対の立場だったらどうでしょうか。
会っていないとき、浮気もしていないのに素行調査のようにされたら・・・。

私だったらそれを知って冷めてしまいます。
反対の立場になると「どうして信じられないの?」「どうして疑うの?」と腹が立ちます。
そんなに私は信用できない人間なのか、と傷ついたりもします。
自分が相手のことを信じていれば信じていた分だけ傷つくような気がします。
相手のことを疑うばかりではなく信じることって本当に大切です。

けれどそんなことわかっててもどうすればいいの?と思った時には
発想の転換をしてみたらどうでしょうか。
「自分だったら浮気はしない」と思ったらそれを相手にもあてはめるようにしてみましょう。
もちろんこれが正しい相手の考え方ではないかもしれませんが、
そういう風に考えてみると少しは落ち着きますよ。
そういうところから信頼関係が生まれてくるような気がします。

私の好きな詩人さんの詩の中にこんな作品がありました。

 信じるというゲームから
 また一人
 おりてゆく

 わたしなら
 最後まで
 続けたい
 このゲーム

 恋人を
 信じきり
 信じぬく
 愛情は人生への挑戦

 とても楽しいという
 ゲームとは
 違うかもしれないが
 さきぼそる有資格者の
 少数の人々にだけ
 あじわえる独特の
 境地はあるはず

 信じぬき
 信じきり
 もろともに
 落ちても花

 なぜこうも
 思うのかというなら

 これほどの信頼を
 あの人こそが
 くれたから

 (信じるというゲーム/銀色夏生)

この作品を読んで私もこうありたいと思いました。
信じるということの苦しさやつらさを乗り越えたらきっと何かがみえるはず。

信じるということは相手のことを想っていればいるほど難しいことだと思います。
けれどそこを乗り越えていかなければ先に続かなくなると思います。
どちらかが相手を信じられなくなったとき、その恋の終わりは見え始めてくるのかもしれません。

どうか、苦しくても負けないぞ、という気持ちで信じることを諦めないでください。
そしていつまでも素敵な関係の二人でいられますように。。。
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